2007年11月09日

闘病日記

安定剤の処方で、連れて出る事は無理なので家でできる方法として
飲み薬と座薬があるという事でしたので、現状口からは難しいと思い
座薬を出してもらうことにしました。

家へ帰り早速座薬を入れ少し様子をみていると体を撫でている時意外は
香箱座りをしていた麦が手足を伸ばし横になり少し感覚が麻痺してきた
ようでえづきも少しましになりました。

が、それと同時に呼吸も小さくなっていたのでもう長くはないだろう
と感じました。
ずっと就いていようか悩んだけれど翌日の仕事を口実に深夜2時頃寝室へあがりました。
でも本音はもしうとうとした隙に息を引き取っていたら
突然苦しみだしたら、、、いろんな恐怖に勝てなかったのです。

翌朝目が覚めてもなかなか下りる決心がつきませんでした。

昨日寝かせた状態で静かに息をひきとってくれていればいいのにと
思いつつもまだ生きていてくれる微かな望みも頭をかすめ
麦の居る洗面所を覗くよりも先に大声で泣き叫んでいました。

麦はキッチンからこちらを向いて倒れていたのです。

猫は死に際に姿を消すと言われていますが動物は死という概念が無く
苦しいと敵から身を隠す習性から見つからない事が多いので
そんな迷信が生まれたらしいので、本当なら洗面の隅に隠れて
いるはずなのに、リビングに出てくるなんて私を探していたのかも知れないと思うと、
なぜ傍についていてあげなかったのか、
本当に最後まで麦に辛い思いさせてしまったことが辛くて苦しくて
冷たく硬くなった麦を抱えて泣きながら何度も麦に謝っていました。

それでも仕事は休まず、ダンボールを探しバスタオルで包んだ
麦を寝かせてありあわせの保冷剤をのせパンがいたずらしないように
洗面の片隅に置き家を出ました。


ニックネーム 珠琳 at 17:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月07日

闘病日記

食事を与えるのを諦め、水もほとんど飲まなくなり、
寝返りを打つのが精一杯な状態でトイレへも行けなくなりました。
腎不全の為尿の色はなく、見た目にはわからないので
寝床のバスタオルを触って濡れているかどうか確認し、
出来るだけ負担が少ないようにタオルごとひざへ乗せ、
すばやくペットシーツとバスタオルを交換してから
麦をそっと戻してあげるのです。

ずっとそばにいてすぐに拭いてあげれればいいのですけど
仕事から帰ると口や手はよだれで汚れ、鼻水が固まって
鼻を塞いでしまっているので暖めたタオルで蒸らしながら
(猫は鼻でしか呼吸が出来ないと聞いていたので)
固まって取れない鼻水はつまようじの裏でそっと剥がし、
痛みのせいか気持ち悪いのか、顔は嫌がるのですが
ほとんど骨と皮だけの体を撫でながら拭いてあげると
少し気持ち良さそうに首をぐーんと伸ばすのです。

体に軽く触れている間は丸く固まった体を少し緩め
手足を伸ばして横になってくれるのでできるだけ長い間、
でも体力に負担にならない程度に撫でていました。

日に日に激しくなる吐き気で苦しそうな麦を、少しでも
楽にしてあげられないか病院へ電話してみたところ
とりあえず私だけでいいので来てくださいと言われ出向きました。

何か苦痛を減らせる方法がないか聞いたのですが
”まずどうしたいかを決めてください”と言われました。
方法として治療をするのか、安定剤で様子をみるのか、
(病院は治療を目的としているので提案はできないですが)
安楽死をさせるのかと聞かれ、安定剤をお願いしました。

mugi245.JPG 
治療を諦めてから写真は撮っていませんでしたので
亡くなる前の最後の写真です。
辛い姿ですので小さくしてあります。
クリックすると大きくなります。


会社の同僚からは、毎日何頭も処分されてる猫がいるのだから
腎臓移植はできないのかと聞かれました。
私を気遣っての言葉だったのですが、想像もしなかったし、
確かに人間に比べると倫理観など無に等しいので望めば
できるのかも知れません、
でも麦には申し訳ないけれど、健康に生きられる体があるのであれば
私はその仔を救いたいと言いました。

母からは苦しんでいるのなら安楽死はできないのかと聞かれました。
極度の苦痛にもがき苦しんでいるのならともかく、苦しいけれど
目の前で命をまっとうしようと耐えている麦に手を下す決断も
できませんでした。

ただ麦の命を見とどける事、私が生死など決めてはいけないと思いました。

ニックネーム 珠琳 at 18:03| Comment(4) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月05日

闘病日記

まだトイレにだけは立とうとするので、
感触だけでもあると排泄がしやすいかと思い
小さなダンボールにチップをひいてバスタオルの寝床の前に置いたのですが、
やっと座れるぐらいの小さな箱に入りおしっこをしていました。
その姿がとても愛しく思いました。

病気がわかる前から麦の体臭がきつくなっていたのですが、
この頃から体臭とは違う異臭がするようになり、麦が少しずつ
壊れていくのを感じ、死への恐れと悲しみが日を追うごとに増していきました。

mugi249.JPG mugi250.JPG

猫砂を口にするようになって病院で相談のうえ空腹を紛らわせようと
試しに出してもらった猫缶と、少しは体力もつくようにと市販の
蜂蜜ミルクを朝夕交替で注射器で喉の奥に流し込んでいました。

療養食が無くなったので帰りに病院へ寄って買って帰り、
帰宅後すぐ洗面所にいる麦にただいまのご挨拶しにいくと
バスタオルに茶色いしみが何箇所かついているのに気づきました。
それが何かも知らず、療養食をお湯で溶き与えとしたのですが
全く喉を通りませんでした。

汚れてしまった体を拭き、少し粘り気のあるミルクで試してみました。
結果は同じで口の両端からミルクが流れ出しその中に小さな血の塊が
混じっていました。

mugi251.JPG

一瞬私は何をしていたんだろう、
体力が無い体で必死で首を背けていたのに
長くは無い命の一時に苦痛を強いるなんてなんて傲慢なことを
してしまったのだろうと、胸が苦しくて
何度も麦に誤りながら骨と皮の麦の体を暫く撫でていました。

決して延命の為に与えていたわけではなく麦が出来るだけ苦しくない
楽な状態でいられるようにと思ってしていたはずなのに
いつしかありもしない奇跡を願うばかりに必死になって、
麦を苦しめていたのです。

タオルのしみは唾液に血が混じっていた物だったとその時気づきました。

ニックネーム 珠琳 at 18:47| Comment(2) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月02日

闘病日記

文才がないため時間経過の前後や、
つたない文章になります事をお許し頂き
お話させていただきたいと思います。

mugi242.JPG

治療を諦めできるだけ安静にしてあげようと
日中はパンが入れないようににゃんこルームを締め切り、

麦が猫砂を口にしないよういつも使っていたトイレを
1階のシステムトイレと入れ替えて、歩かなくて済むように
椅子の下に作った隠れ家の前にトイレを置きました。

帰ってみると、いつもなら隠れ家の対角側にトイレを設置
していたので、その場所に尿の形跡が残されていました。
残された少ない体力で、それでもちゃんといつもの場所まで
行ったのです。

お利巧な麦はちゃんとトイレをしに行ったのにそこには
何もありませんでした。
とても切なかったです。

mugi244.JPG


10月に入るとにゃんこルームは日中と夜の温度差が激しくなり
日中は27,8度まであがり夜になると20度をきるようになりました。

毛布やレンジで暖めるカイロを置いてはいるものの体温を調節
するのも大変、かと言って朝夕居場所を移動させるのもストレス
等で負担をかけることになるので日中陽は当たらないけれど昼夜
温度差が少ないリビングで休ませる事にしました。

1階に連れて降りるとやはり物陰を探し、洗面台の前で落ち着きました。
ニックネーム 珠琳 at 17:01| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月01日

ご無沙汰しております

そろそろ麦のお話をさせていただこうかと思っているのですが、
パンの様子を気にかけていただいていましたので
とりあえず写真だけでもと思い新しくブログを作りました。
パンの様子はそちらでご報告させていただきたいと思いますので
よろしければご訪問ください。

          pan.b.JPG
           こちらからどうぞ上
ニックネーム 珠琳 at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月19日

申し訳ありません

気に留めて毎日のようにご訪問していただき

    ありがとうございます

mugi241.JPG

暫く日をおかせて頂き、
麦の事11月頃から少しお話したいと思います。

その頃に覚えていてくださったらちょっと覗いてみてください。

     麦.JPG
ニックネーム 珠琳 at 19:34| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月12日

ありがとうございました

やっと声をあげて泣く事が出来ました。

皆様の支えの下本日を迎える事が出来ました。
本当にありがとうございます。

このブログは麦の日常のご報告の為に開かせていただいたので
これを機に終わらせて頂こうと思います。

麦の闘病最後の数日は決して美しいものではなく
心痛耐えない方へ最後のご挨拶にさせて頂きたく思います。

ただ癒しを求めるだけの家族ではなく共に生きる家族として
多くの決断や行為が求められる事もあるということを
心に留めておいていただけるのでしたら、少し時間を
置いて載せたいと思っていますので、ふと思い出したときに
覗きに来ていただければ麦が生きた意味が生まれ、
今度生まれ変わってくる時には、元気で愛らしくて
愛情いっぱいの家庭で過ごせると信じたいです。

つたない文章で申し訳ありません。
1年という短い期間ではありましたがお付き合い頂き
ありがとうございました。

家にはまだ大切な家族がいますのでまたどこかで創められればと思います。
ニックネーム 珠琳 at 11:39| Comment(14) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月10日

報告

昨日最後の決断をしました。

昨日は病院へ寄って療養食の缶詰を買って帰ったのですが、
朝食事をしたので先に蜂蜜ミルクを飲ませたのですが喉を
通らず口の両端から流れ落ちその中に少量でしたが血の塊が
混ざっていてはっとしました。
私の自己満足の為に知らないうちに麦を虐待していたのだと知り
胸が押しつぶされそうでした。

”ごめんね、苦しかったね、ありがとうね、もう頑張らなくていいからね”
と何度も繰り返しながらほとんど骨と皮の体を暫く撫でてあげ
洗面台の隅に陣取った麦の気配を感じる場所で過ごしました。

麦に本当に酷い事をしてしまいなんと謝ればいいのか、
許してもらおうとは思いませんがせめて最後は安らかに眠って欲しいのです。

ニックネーム 珠琳 at 17:46| Comment(5) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月04日

迷い

食事を流し込んで様子をみていたのですが
吐くほどではないのでしょうけど麦の口に猫砂が付いていました。

空腹のせいだと思い込んでいて、先生が
”猫砂や土をおいしく感じ食べたいという欲求を止める事は出来ません”
と言った意味がよく理解出来なかったのですが、
病気のせいで味覚や嗅覚がおかしくなっていたのだと
そして私が空腹を紛らわせてあげると止めると思うという申し出に
”試してみますか”という返答だったのでしょう。
どんな説明をしても飼い主が納得しない事には気持ちの整理がつかないからなのでしょう。

とりあえずシステムトイレに変え、空腹だけが理由でないとわかった今、
麦にとって苦痛でしかない食事を強引に続けていいのか迷っています。
出来るだけストレスが掛からないように一気に流し込んではいるもののお湯で薄めているので数回にわたって与えないといけないし、
栄養を取っている分長く生き続けることになり長い時間吐き気とも戦い続けなくてはいけません。
これが麦が望んでいる事ではなく私のエゴでしかないのであれば
苦痛でしかない食事も止めてあげたいのだけれど、、、

ニックネーム 珠琳 at 14:02| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月03日

ご報告

皆様にはいろいろご心配をかけて申し訳ありません。
現状のご報告をさせて頂きたいと思います。

治療を止めてからやはり食事はことごとく拒絶され
唯一気が向いた時はお刺身を1,2切れ食べてくれていたのですが
それも週末には食べなくなりました。

日曜の朝トイレ周りにひいたペットシーツに猫砂の塊が
よく分からないまま1日にゃんこルームで過ごしていると
夕方トイレに入った麦が猫砂を食べようとしているのを見て判明
猫砂を吐いた後でした。

やはり空腹感があるのでしょうか
見ていられる時は止めれるけど留守番時や夜中には止められない
トイレをシステムトイレにしようかとも考えたのですが空腹のせいで口にしているならシステムトイレのチップは大きめなので喉を詰まらせてもいけないし
とにかく水をたくさん飲ませて猫用ミルクをスポイドで強制的に流し込み様子を見ていたのですが月曜日帰宅すると又も吐き後が、
時間も遅かったので翌日午前中休ませてもらうことに

朝にとりあえず電話で現状を伝え、えずく回数も増えてきたので吐き気を止める薬、空腹感を紛らわせる方法を聞いてみたのですが、
とりあえず連れてきてもらってご相談をと言われ、麦には申し訳なかったけれど”これで最後にするから我慢してね”と言いながら抵抗も力なく声も微かな麦をキャリーに入れ、
ついでにこの機会にパンの血液検査もと一緒に連れて行きました。

結論、空腹感を紛らわす手段はなく猫砂を食べたいという欲求を止める事も出来ないので、就いていられないのであれば猫砂を片づけるしかないとのことだったのですがまだ尿は出ているのでトイレがなくて我慢すると困るし、
空腹感が紛れると止めるのではないかと思い、”液状なら何とか飲ませる事が出来るのですが”と聞いてみると”ペースト状の療養食ならお湯で薄めると液状になるけど試してみますか?”と言う事でとりあえず試してみる事にしました。
吐き気のほうは腎臓に障害がある限りはしかたないみたいで、吐き気止めの薬はあるらしいのですが”猫には強いですけどどうしますか?”と聞かれそちらのほうは見送りました。

mugi235.JPG

足元はおぼつかないけれどトイレには行けます。
昼は台の上、夜は台の下に毛布と座布団で仮設に作ったお部屋で寝ています。
調子のいい時はふらつきながらもお尻を高く上げて撫でてと言って来ます。

ニックネーム 珠琳 at 13:07| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする