2007年11月05日

闘病日記

まだトイレにだけは立とうとするので、
感触だけでもあると排泄がしやすいかと思い
小さなダンボールにチップをひいてバスタオルの寝床の前に置いたのですが、
やっと座れるぐらいの小さな箱に入りおしっこをしていました。
その姿がとても愛しく思いました。

病気がわかる前から麦の体臭がきつくなっていたのですが、
この頃から体臭とは違う異臭がするようになり、麦が少しずつ
壊れていくのを感じ、死への恐れと悲しみが日を追うごとに増していきました。

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猫砂を口にするようになって病院で相談のうえ空腹を紛らわせようと
試しに出してもらった猫缶と、少しは体力もつくようにと市販の
蜂蜜ミルクを朝夕交替で注射器で喉の奥に流し込んでいました。

療養食が無くなったので帰りに病院へ寄って買って帰り、
帰宅後すぐ洗面所にいる麦にただいまのご挨拶しにいくと
バスタオルに茶色いしみが何箇所かついているのに気づきました。
それが何かも知らず、療養食をお湯で溶き与えとしたのですが
全く喉を通りませんでした。

汚れてしまった体を拭き、少し粘り気のあるミルクで試してみました。
結果は同じで口の両端からミルクが流れ出しその中に小さな血の塊が
混じっていました。

mugi251.JPG

一瞬私は何をしていたんだろう、
体力が無い体で必死で首を背けていたのに
長くは無い命の一時に苦痛を強いるなんてなんて傲慢なことを
してしまったのだろうと、胸が苦しくて
何度も麦に誤りながら骨と皮の麦の体を暫く撫でていました。

決して延命の為に与えていたわけではなく麦が出来るだけ苦しくない
楽な状態でいられるようにと思ってしていたはずなのに
いつしかありもしない奇跡を願うばかりに必死になって、
麦を苦しめていたのです。

タオルのしみは唾液に血が混じっていた物だったとその時気づきました。

ニックネーム 珠琳 at 18:47| Comment(2) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
延命を選ぶのも 楽な状態を選ぶのも
それぞれ相当な覚悟がいるもの・・。
麦は珠琳さんと縁があって 出会えた、
撫でてる手から 麦への珠琳さんの愛情が確実に
伝わってるはずです。
Posted by さぶ at 2007年11月06日 20:27
【さぶさん】
ありがとうございます。
そうあって欲しいと思います。
私が麦にしてあげられる唯一のことでした。
Posted by 珠琳 at 2007年11月07日 18:09
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